
島原半島と天草はその殆どが海に囲まれ、多くの島々、湾や入江が多く複雑な地形のため海岸線が長く伸びています。この複雑な地形と豊かな景観は同地域ならではの魅力です。雲仙普賢岳を中心に火山景観を主体とした島原半島と大小120の島々の海洋景観を主体とした天草地域は、「雲仙天草国立公園」に指定されています。
地質の希少さやフィールドミュージアムの多さも貴重な観光資源です。「島原半島ジオパーク」は世界ジオパークネットワークによって認定された活火山をテーマにした世界でも稀にみるジオパーク。
一方、「天草御所浦ジオパーク」は国内最大級の肉食恐竜の歯の化石、日本最古の大型哺乳類の化石など“恐竜の島”をテーマとしたジオパークです。

古くから地理的条件を生かした対外貿易の拠点であり、外来文化の入口として朝鮮半島を始め、東南アジア、そして西洋諸国との交易が盛んに行われていました。車社会の現在と異なり船舶の往来が頻繁だった時代の外来文化は、海をはさんで隣接する島原半島と天草地域に伝播し、多くの文化や歴史を共有してきました。 南蛮文化の到来から島原天草の有力者はキリスト教を厚く信仰し、島原半島と天草には宣教師養成のため、セミナリヨやコレジヨを次々に開校。天正遣欧使節の少年らは、ヨーロッパへと渡りさらに文化を伝えてきました。

しかし、隆盛も束の間、幕府は禁教令を打ち出します。キリスト教弾圧と重税、飢饉に苦しんだ農民たちは、天草四郎を仰ぎ蜂起、天草・島原の乱にいたりました。現在も、島原半島と天草地域の各地に南蛮文化の足跡が色濃く残り、キリシタンに関する史跡が点在しています。
海を隔てた地域でありながら、風光明媚な景観、キリシタンの歴史、全国的にも有名な温泉地、ジオパーク…。郷土料理や海の幸など、グルメにも事欠きません。知れば知るほど多様な共通面を持つ島原半島と天草地域。
ぜひ一度、同地域の魅力をじっくり体感してみませんか?
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